多頭飼いをする際に気をつけるポイントとは?
2026/07/22
多頭飼いをする際に気をつけるポイントとは?
~愛犬・愛猫が安心して暮らせる環境づくり~
「もう1頭家族を迎えたい」「愛犬や愛猫に仲間をつくってあげたい」と考え、多頭飼いをご検討される飼い主様は少なくありません。
愛犬や愛猫が寄り添って眠る姿や、一緒に遊ぶ微笑ましい様子は、多頭飼いならではの大きな魅力です。また、お互いが良い刺激となり、留守番中の寂しさが軽減されるケースもあります。
しかし、多頭飼いは「もう1頭増えるだけ」と考えてしまうと、思わぬトラブルにつながることもあります。動物にもそれぞれ性格があり、人と同じように相性があります。必ず仲良くなれるとは限らず、生活環境や接し方によってはストレスや体調不良、ケンカなどが起こる場合もあります。
そのため、多頭飼いを成功させるためには、「愛犬・愛猫同士が仲良くなること」だけではなく、「それぞれが安心して生活できる環境を整えること」が何よりも大切です!
今回は、ワンちゃん編・ねこちゃん編に分けて、多頭飼いをする際に気をつけたいポイントをご紹介いたします✨
【ワンちゃん編】
多頭飼いを始める前に確認したいこと
性格の相性を第一に考えましょう!
多頭飼いを考える際、「同じ犬種だから大丈夫」「子犬だから仲良くなれる」と思われる方もいらっしゃいます。しかし実際には、犬種や年齢以上に大切なのが性格の相性です。
活発で遊ぶことが大好きな愛犬に対して、落ち着いた性格の愛犬を迎えた場合、お互いのペースが合わずストレスになることがあります。逆に、どちらも自己主張が強い性格であれば、おもちゃや飼い主様を巡ってトラブルになることもあります。
新しい家族を迎える前には、できるだけ性格や生活スタイルを把握し、相性を考慮することが大切です。
年齢差も重要なポイント
年齢差も多頭飼いでは非常に重要です。
例えば、シニア犬がゆっくり過ごしたい時期に、元気いっぱいの子犬を迎えると、休みたい愛犬にとって負担になる場合があります。
一方で、年齢が近い場合は一緒に遊びやすく、運動量も似ているため生活リズムを合わせやすいというメリットがあります。
もちろん年齢差があってもうまくいくケースもありますので、それぞれの性格を見極めることが何より大切です。
飼い主様の生活にも余裕があるか確認しましょう
愛犬が増えれば、お散歩や食事、健康管理、通院など、必要な時間や費用も増えます。
「可愛いから」という気持ちだけではなく、最後まで責任を持ってお世話ができる環境かどうかを、ご家族皆様でしっかり話し合ってから迎えることが大切です。
初対面は焦らずゆっくり進めましょう
多頭飼いで最も大切なのが「最初の出会い方」です。
初対面で無理に近づけたり、同じ部屋で自由に過ごさせたりすると、お互いに警戒心が強まり、第一印象が悪くなる場合があります。
まずは屋外のお散歩で適度な距離を保ちながら歩いてみたり、クレート越しにお互いの存在を確認させたりする方法がおすすめです。
また、犬は嗅覚から多くの情報を得る動物です。タオルや毛布などを交換し、お互いの匂いに慣れてから対面させると、緊張が和らぐことがあります。
焦らず、「今日はここまで」と段階を踏みながら進めることが、多頭飼い成功への近道です。
ご飯は必ず別々に与えましょう
食事は、多頭飼いでトラブルが起こりやすい場面の一つです。
食べるスピードが違うと、食べ終わった愛犬がもう一方のご飯を食べてしまうことがあります。
また、普段は穏やかな愛犬でも、ご飯を守ろうとして怒ることがあります。
そのため、
・食事場所を分ける
・食べ終わるまで見守る
・食器を交換しない
・食後もしばらく距離を保つ
ことが大切です!
特に療法食を食べている愛犬やアレルギーのある愛犬は、誤食によって体調を崩す恐れもあります。
「それぞれが安心して食事を楽しめる環境」を作ることを意識しましょう。
おもちゃやベッドは共有しないことがおすすめ
犬にもお気に入りのおもちゃや寝床があります。
「仲良く使ってくれるだろう」と思っていても、実際には取り合いになってしまうことも珍しくありません。ベッドやクッション、おもちゃ、水飲み場などは、それぞれ専用のものを用意してあげることで、無用なトラブルを防ぐことができます。
また、飼い主様が帰宅した時や、おやつを与える時など、興奮しやすい場面では特に注意が必要です。
平等ではなく「公平」に接することが大切
「どちらにも同じだけ接しなければ」と思われる飼い主様も多いですが、大切なのは平等ではなく公平です。
年齢や性格、体力によって必要なサポートは異なります。
シニア犬にはゆっくり休める時間を、若い愛犬には十分な運動を、それぞれに合った接し方をすることが、お互いにストレスなく暮らすポイントです。
また、それぞれと一対一で過ごす時間を作ることも、安心感につながります。
健康管理は今まで以上に丁寧に
多頭飼いになると、「誰が食べていないのか」「誰が下痢をしているのか」が分かりにくくなることがあります。
毎日の食欲や排泄、飲水量、体重、歩き方などを、それぞれ確認する習慣をつけましょう。
また、感染症やノミ・ダニなどは同居犬へ広がる可能性もあります。
定期的な健康診断やワクチン接種、フィラリア予防、ノミ・ダニ予防なども忘れず行い、全員が健康に過ごせる環境を整えてあげることが大切です。
【ねこちゃん編】
犬とは異なり、猫はもともと単独で生活することを好む動物です。
もちろん、一緒に暮らす中で仲の良い関係を築く愛猫同士もたくさんいます。しかし、「猫は自由気ままだから、新しい猫が来ても気にしないだろう」と考えてしまうと、思わぬストレスや体調不良につながることがあります。
猫にとって最も大切なのは、「安心できる自分だけの居場所」があることです。そのため、多頭飼いでは仲良くさせることよりも、それぞれが安心して生活できる環境を整えることが重要になります。
猫は「縄張り」をとても大切にする動物です
猫は縄張り意識が非常に強い動物です。
今まで一頭で暮らしていた愛猫にとって、新しい猫を迎えることは、「知らない猫が自分の家に入ってきた」という感覚になることがあります。
そのため、突然元気がなくなったり、ご飯を食べなくなったり、隠れてしまったりすることも珍しくありません。
これは決して「性格が悪い」わけではなく、自分の安心できる環境が変化したことによる自然な反応です。
飼い主様は、「仲良くなってほしい」という気持ちだけを優先するのではなく、愛猫の気持ちにも寄り添いながら、ゆっくりと新しい生活に慣れてもらうことが大切です。
新しい愛猫を迎える時は、すぐに対面させないことが大切です
多頭飼いを始める際に最も多い失敗が、「初日から一緒の部屋で過ごさせること」です。
猫は環境の変化にとても敏感なため、突然対面するとお互いが強い警戒心を抱いてしまいます。
新しく迎えた愛猫は、まず別のお部屋で生活してもらい、お互いの存在に少しずつ慣れる期間を設けましょう。
その後、
・ドア越しに気配を感じてもらう
・タオルや毛布を交換して匂いを覚えてもらう
・ケージ越しに短時間だけ対面する
といったように、段階を踏みながら距離を縮めていくことがおすすめです。
猫によって慣れるまでの期間は異なります。
数日で仲良くなる子もいれば、数週間から数か月かかる場合もあります。
焦らず、それぞれのペースを尊重してあげることが何よりも大切です。
トイレは「頭数+1」が理想です
猫の多頭飼いで特に重要なのがトイレ環境です。
一般的には、
「猫の頭数+1個」
のトイレを用意することが理想とされています。
例えば、
・2頭なら3個
・3頭なら4個
を目安に設置すると安心です。
猫によっては、他の猫が使用した直後のトイレを嫌がることがあります。
また、強い猫がトイレ付近を占領してしまい、弱い立場の猫が我慢してしまうケースもあります。
トイレを我慢すると、膀胱炎や尿路疾患の原因になることもあるため、複数の場所に設置し、いつでも安心して使える環境を整えましょう。
ご飯やお水はそれぞれ用意しましょう
食事についても、一つのお皿を共有することはおすすめできません。
食べるスピードや食事量は猫によって異なります。
ゆっくり食べる愛猫のご飯を別の愛猫が食べてしまうこともありますし、療法食が必要な愛猫がいる場合は特に注意が必要です。
また、お水も複数箇所に設置することで、飲水量の確保につながります。
猫はもともとあまり積極的に水を飲まない動物です。
飲水不足は尿路結石や膀胱炎、腎臓病などのリスクを高めるため、お水を飲みやすい環境づくりを心掛けましょう。
「逃げられる場所」を必ず作ってあげましょう
猫はストレスを感じると、高い場所や狭い場所へ避難する習性があります。
そのため、多頭飼いでは、
・キャットタワー
・棚の上
・隠れられるハウス
・ケージ
・ベッド
など、それぞれが安心して一人になれる場所を用意してあげることが大切です。
いつでも距離を取れる環境があることで、お互いにストレスを感じにくくなります。
「常に一緒にいること」が仲良しではありません。
適度な距離感を保てる環境こそが、猫同士が穏やかに暮らすためのポイントです。
愛猫一頭ずつとの時間を大切にしましょう
新しい家族を迎えると、つい新入りの愛猫に目が向きがちになります。
しかし、先住猫にとっては、急に飼い主様との時間が減ってしまうことが、大きなストレスになる場合があります。
先住猫を優先してあげることは決して「えこひいき」ではありません。
これまでの生活をできるだけ変えないようにすることで、安心感につながります。
もちろん、新しく迎えた愛猫にも優しく接し、それぞれと一対一で遊ぶ時間やスキンシップの時間を作ることが大切です。
「みんな一緒」ではなく、「一頭ずつ向き合う時間」を意識してあげましょう。
体調の変化を見逃さないようにしましょう
多頭飼いになると、「誰のうんちか分からない」「誰が吐いたのか分からない」といったことが起こりやすくなります。
だからこそ、毎日それぞれの様子を観察することが大切です。
例えば、
・食欲はあるか
・お水を飲めているか
・排尿・排便はいつも通りか
・毛づくろいはできているか
・元気に遊んでいるか
・呼吸や歩き方に変化はないか
など、小さな変化にも気付けるよう意識しましょう。
猫は体調不良を隠すことが得意な動物です。
「少し様子がおかしい」と感じた時には、早めに動物病院へ相談することをおすすめいたします。
無理に仲良くさせようとしないことも大切です
「せっかく家族になったのだから、仲良くしてほしい」と願うのは、飼い主様として当然のお気持ちです。
しかし、猫同士の関係性は人が決められるものではありません。
いつも寄り添って眠る愛猫たちもいれば、お互いに適度な距離を保ちながら穏やかに暮らしている愛猫たちもいます。
大切なのは、「仲良し」であることではなく、お互いの存在を受け入れ、安心して生活できていることです。
無理に近づけたり、抱っこして一緒にさせたりすることは、かえってストレスになることもあります。
愛猫たちのペースを尊重し、自然な距離感を見守ってあげましょう。
初めまして!横浜Rallyペットシッターです!
ここまでご覧いただき、ありがとうございます!横浜Rallyペットシッターの寄本です。
本日は多頭飼いについて、お話させて頂きました!私自身も猫ちゃん2匹の多頭飼育をしておりますが、お互いそれぞれ自分のペースで暮らしているという印象です笑。でもそれで十分ですし、このままで良いと思っております!
テレビなどで2匹がくっつきあって、ゴロゴロしている家庭などを見ますが、全員が全員そうなるわけではないですよね。とっても可愛くて見ていて癒されるので、理想ではあるかもしれませんが。
実際にシッターでお伺いした飼い主様の中にも、先住猫さんと新しい猫さんの相性で悩んでいる方もいらっしゃいます。新しい家族を迎え入れるという事は、本当に嬉しい事ですが、それと同時に慎重に丁寧にファーストコンタクトを作ってあげることが重要だと思います。先日は3年ほどかけてやっと2匹が打ち解け始めた!というお声も聞きました!焦らずそれぞれの愛猫・愛犬ちゃんの個性と生活スタイルを尊重していき、コツコツ活動をしていきましょう!
Rallyペットシッターは、お一人お一人に合わせてお世話をさせて頂きますので、ご飯が違う、遊び方が違う、生活している空間が違う、さまざまなパターンに対応させて頂きます🙇🏻♀️どのような事でもお気軽にご相談くださいませ🌸

