愛犬・愛猫の関節を守りたい!原因と対策を知ろう!
2026/09/12
愛犬・愛猫の関節を守りたい!原因と対策を知ろう!
愛犬・愛猫には、できるだけ長く元気に歩いて、走って、遊んでいてほしいものですよね。
いつも楽しそうに走り回っている姿を見ると、「このままいつまでも元気でいてくれる」と思ってしまうかもしれません。
しかし、犬や猫の関節は、毎日の生活の中で少しずつ負担がかかっています。
特に、フローリングで滑る、ソファやベッドから飛び降りる、急に方向転換をする、体重が増えるなど、何気ない日常生活の積み重ねが関節への負担につながることがあります。
また、関節のトラブルは高齢の愛犬・愛猫だけに起こるものではありません。
若いうちから発症する病気もあり、小型犬に多い「膝蓋骨脱臼(パテラ)」などは、子犬の頃から注意が必要なケースもあります。
今回は、愛犬・愛猫の大切な関節を守るために、
関節とはどのようなものなのか
- 関節が悪くなる原因
- 犬に多い「パテラ」とは何なのか
- 関節トラブルで見られる症状
- 日常生活でできる対策
- 関節トラブルの治療方法
- ペットシッターを活用する際のポイント
などについて、詳しくご紹介します。
「最近、歩き方が少し気になる……」
「愛犬の関節を今のうちから守ってあげたい」
「シニア期に入ったので、できることを知りたい」
という飼い主様も、ぜひ参考にしてみてください。
1.そもそも「関節」ってどんなところ?
関節とは、簡単にいうと「骨と骨がつながっている部分」です。
犬や猫の身体にはたくさんの関節があり、関節がスムーズに動くことで、歩いたり、走ったり、ジャンプしたり、身体の向きを変えたりすることができます。
例えば、脚を動かすときには、骨だけではなく、
骨
軟骨
靭帯
腱
筋肉
関節を包む組織
など、さまざまな組織が協力しています。
その中でも重要なのが「軟骨」です。
骨と骨が直接こすれ合ってしまうと、強い痛みや炎症につながってしまいます。
関節の中にある軟骨は、骨同士が直接ぶつからないようにクッションのような役割を果たしています。
また、関節の中には「関節液」があり、関節の動きを滑らかにする働きがあります。
つまり、愛犬・愛猫がスムーズに歩いたり走ったりできるのは、さまざまな組織が正常に働いているからなのです。
しかし、何らかの原因によって関節に負担がかかり続けると、炎症や軟骨の損傷などが起こり、痛みや歩行異常につながることがあります。
2.愛犬・愛猫の関節が悪くなる原因とは?
関節トラブルには、さまざまな原因があります。
「年齢のせい」と思われることもありますが、実際には年齢だけが原因ではありません。
ここでは、代表的な原因をご紹介します。
加齢による変化
人間と同じように、犬や猫も年齢を重ねることで身体に変化が起こります。
関節の軟骨が徐々にすり減ったり、関節周辺の組織に変化が起きたりすることで、関節に炎症や痛みが生じることがあります。
特にシニア期になると、
「以前より歩くスピードが遅くなった」
「階段を嫌がるようになった」
「寝ている時間が増えた」
「散歩に行きたがらなくなった」
といった変化が見られることがあります。
こうした変化を単なる「年齢のせい」と考えてしまうと、関節の痛みや病気を見逃してしまう可能性があります。
愛犬・愛猫の行動に変化があった場合には、早めに動物病院へ相談することが大切です。
肥満・体重増加
関節を守るうえで、とても重要なのが「適正体重」です。
体重が増えると、それだけ脚や関節にかかる負担も大きくなります。
特に犬は、走ったりジャンプしたりする際に脚へ大きな衝撃が加わることがあります。
少しの体重増加であっても、毎日の生活の中で繰り返し負担がかかれば、関節への影響につながる可能性があります。
「少しぽっちゃりしているくらいなら大丈夫」
と考えず、愛犬・愛猫にとって適正な体重を維持することが大切です。
ただし、適正体重は犬種や体格、年齢、筋肉量などによって異なります。
体重だけでは判断せず、動物病院で相談してみるのもおすすめです。
滑りやすい床
室内で生活する犬や猫にとって、床の環境も重要です。
特にフローリングなどの滑りやすい床では、歩いたときに脚が踏ん張りにくくなります。
滑った際に無理な力が関節や筋肉にかかったり、転倒によってケガをしたりすることもあります。
さらに、滑らないように日常的に踏ん張り続けることが、身体への負担につながる可能性もあります。
愛犬・愛猫がよく過ごす場所には、滑りにくいマットなどを敷いてあげると安心です。
ソファやベッドからのジャンプ
犬や猫は、ソファやベッドから飛び降りることがあります。
猫は高い場所への上り下りを好むことも多く、犬も家具から飛び降りることがあります。
一度のジャンプだけで必ず関節を悪くするわけではありませんが、日常的に繰り返すことで脚や関節への負担が増える場合があります。
特に、
小型犬
関節に不安がある子
シニアの子
過去にケガをしたことがある子
などは、できるだけ高い場所からの飛び降りを避けられる環境を作ってあげると良いでしょう。
激しい運動や急な方向転換
元気いっぱいに走ること自体は悪いことではありません。
しかし、急にダッシュしたり、急停止したり、方向転換を繰り返したりすると、脚や関節に大きな力が加わることがあります。
特にボール遊びなどでは、愛犬が夢中になって何度も急発進・急停止することがあります。
運動をさせる際には、愛犬の年齢や体力、身体の状態に合わせて無理のない範囲で行うことが大切です。
3.犬に多い「パテラ」とは?
犬の関節トラブルについて調べていると、「パテラ」という言葉を目にすることがあるかもしれません。
パテラとは、正式には「膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)」のことです。
膝蓋骨、いわゆる「膝のお皿」が、本来あるべき位置から外れてしまう状態をいいます。
犬の後ろ脚の膝には、膝蓋骨と呼ばれる小さな骨があります。
この膝蓋骨は、太ももの骨にある「滑車溝」という溝の中を動くことで、膝関節の動きをサポートしています。
ところが、何らかの原因で膝蓋骨が正常な位置から内側または外側へ外れてしまうことがあります。
これが膝蓋骨脱臼、通称「パテラ」です。
4.パテラはなぜ起こるの?
パテラには、先天的な要因と後天的な要因があります。
特に小型犬では、先天的・遺伝的な要因による膝蓋骨脱臼が多いとされています。
例えば、
トイ・プードル
チワワ
ポメラニアン
ヨークシャー・テリア
マルチーズ
などの小型犬では注意が必要です。
もちろん、これらの犬種だから必ずパテラになるというわけではありません。
また、大型犬では膝蓋骨が外側へ脱臼するケースが比較的多いなど、犬種や体格によって傾向が異なることがあります。
後天的な要因としては、外傷や生活環境などが関係することもあります。
滑りやすい床で転んだり、ジャンプなどによって脚に強い負荷がかかったりすることで、膝に負担がかかる可能性があります。
5.パテラになるとどんな症状が出る?
パテラでは、必ずしも最初から強い痛みが出るとは限りません。
そのため、飼い主様が「少し歩き方がおかしいかな?」と感じる程度の変化から始まることもあります。
代表的な症状として、
後ろ脚を一時的に上げて歩く
スキップするような歩き方をする
片脚をかばう
歩き方がぎこちなくなる
運動を嫌がる
階段や段差を嫌がる
脚を触られるのを嫌がる
散歩に行きたがらなくなる
などがあります。
「数歩だけケンケンして、その後は普通に歩いている」
という場合でも、膝蓋骨が外れている可能性があります。
症状が一時的だからといって、そのまま放置してよいとは限りません。
気になる歩き方をしている場合には、動画を撮影して動物病院で見てもらうのもおすすめです。
6.パテラにはグレードがある
膝蓋骨脱臼は、一般的に状態によってグレード1〜4に分類されます。
ただし、具体的な診断や治療方針は動物病院での診察が必要です。
グレード1
通常は膝蓋骨が正常な位置にありますが、触診によって脱臼させることができ、手を離すと元の位置に戻る状態です。
症状がほとんど見られないこともあります。
グレード2
膝蓋骨が自然に外れることがあり、脚を曲げ伸ばしすることで元に戻る場合があります。
一時的に脚を上げて歩くなどの症状が見られることがあります。
グレード3
膝蓋骨が外れている状態が多く、手で戻すことができても、再び外れてしまうことがあります。
歩き方に明らかな異常が見られる場合があります。
グレード4
膝蓋骨が常に脱臼しており、手で正常な位置に戻すことが難しい状態です。
脚の骨格や歩行に大きな影響が出る場合があります。
ただし、グレードだけで症状の程度や治療方針が決まるわけではありません。
愛犬の年齢や症状、生活環境などを含めて、獣医師が総合的に判断します。
7.猫にも関節トラブルはあります
「関節の病気は犬に多い」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、猫にも関節トラブルはあります。
特に猫は、痛みや不調を隠す傾向があるため、飼い主様が気づきにくいことがあります。
猫の関節トラブルで注意したいのが「変形性関節症」です。
年齢を重ねた猫では、関節の変化が見られることがあります。
猫の場合、
「歩けなくなる」
といった分かりやすい症状が出るとは限りません。
むしろ、
高い場所に登らなくなった
キャットタワーを使わなくなった
トイレに入るのを嫌がる
爪とぎをしなくなった
寝ている時間が増えた
毛づくろいをしなくなった
以前より動かなくなった
抱っこを嫌がるようになった
など、「行動の変化」として現れることがあります。
「年を取ったから遊ばなくなったのかな」
と思っていたら、実は関節の痛みが原因だったというケースもあります。
愛猫の場合も、普段の行動をよく観察することが大切です。
8.愛犬・愛猫の関節を守るためにできること
では、関節を守るためには何をすればよいのでしょうか?
特別なことをする前に、まずは毎日の生活環境を見直してみましょう。
① 適正体重を維持する
関節を守るうえで非常に重要なのが体重管理です。
食事やおやつの量を見直し、適正体重を維持できるようにしましょう。
特に、
「最近少し太ってきた」
という場合には注意が必要です。
ただし、急激なダイエットは避ける必要があります。
食事量を大きく減らすのではなく、愛犬・愛猫の状態に合わせて獣医師へ相談しながら適切な体重管理を行いましょう。
② 滑りにくい床を作る
フローリングなどで愛犬の脚が滑っている場合には、マットやカーペットなどを活用しましょう。
特に
よく歩く場所
食事をする場所
ソファ周辺
ベッド周辺
廊下
階段付近
など、愛犬・愛猫が頻繁に移動する場所を優先して対策するのがおすすめです。
「家全体を変えるのは難しい」という場合でも、まずはよく使う場所から始めてみましょう。
③ 高い場所からの飛び降りを防ぐ
ソファやベッドなどから飛び降りる習慣がある場合には、ステップやスロープを設置する方法があります。
ただし、設置しただけで必ず使ってくれるとは限りません。
最初はおやつなどを使って、ステップやスロープを怖くないものだと覚えてもらうことも大切です。
猫の場合は、高い場所に登ること自体を完全に禁止するのではなく、段差を増やしたり、無理なく上り下りできる環境を作ったりする方法もあります。
9.適度な運動も大切
「関節を守るためには、できるだけ動かさないほうがいい」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、すべての愛犬・愛猫に運動制限が必要というわけではありません。
健康な身体を維持するためには、適度な運動によって筋肉を維持することも重要です。
筋肉は身体を支える役割があるため、筋力が低下すると関節への負担が増える場合があります。
ただし、関節にすでに問題がある場合には、運動の種類や量を獣医師に相談する必要があります。
特に、痛みがある状態で無理に運動させるのは避けましょう。
10.お散歩は「量」より「愛犬に合っているか」
愛犬の場合、お散歩は身体を動かすだけでなく、気分転換やストレス発散にもつながります。
しかし、
「毎日長時間歩けば健康になる」
とは限りません。
年齢や犬種、体力、関節の状態によって適切な運動量は異なります。
例えばシニア犬の場合、若い頃と同じ距離を歩くことが負担になる場合があります。
歩く速度が遅くなったり、途中で休みたがったりする場合には、距離や時間を調整してあげましょう。
「無理なく、楽しく続けられること」が大切です。
11.爪や足裏の毛もチェックしましょう
意外と見落としやすいのが、爪や足裏の毛です。
爪が伸びすぎていたり、足裏の毛が伸びて肉球にかかっていたりすると、床で滑りやすくなることがあります。
特に室内で過ごす時間が長い愛犬・愛猫の場合には、定期的に足元を確認してあげましょう。
爪切りや足裏の毛のカットが苦手な子もいますので、無理をせず、必要に応じて動物病院やトリミングサロンなどへ相談しましょう。
12.サプリメントはどうなの?
関節ケアを目的としたサプリメントも数多く販売されています。
グルコサミンやコンドロイチン、オメガ3脂肪酸など、関節に関連して紹介される成分もあります。
ただし、
「サプリメントを飲めば関節の病気が治る」
というものではありません。
また、愛犬・愛猫の体質や持病、服用している薬によっては注意が必要な場合があります。
サプリメントを使用する場合には、自己判断だけで決めず、獣医師に相談してから取り入れることをおすすめします。
13.関節トラブルの治療方法
もし関節に問題が見つかった場合、どのような治療をするのでしょうか?
治療方法は病気や症状、年齢、生活環境などによって異なります。
大きく分けると、
内科的治療
運動・体重管理
リハビリテーション
外科的治療
などがあります。
内科的治療
痛みや炎症がある場合には、獣医師の判断によって鎮痛薬などを使用することがあります。
痛みを抑えることで、愛犬・愛猫が日常生活を送りやすくなることがあります。
ただし、人間用の痛み止めを自己判断で与えるのは非常に危険です。
「家にある薬を少しだけ……」
ということは絶対にせず、必ず動物病院へ相談しましょう。
体重管理
肥満が関節への負担になっている場合には、体重管理も重要な治療の一つになります。
食事内容や給餌量を見直しながら、無理のないペースで適正体重を目指します。
リハビリテーション
関節や筋肉の状態によっては、リハビリテーションが行われることもあります。
筋肉を維持したり、身体の動きを改善したりすることを目的として、さまざまな方法が用いられます。
水中で歩く「水中トレッドミル」などが利用されることもあります。
ただし、リハビリは愛犬・愛猫の状態に合わせて行う必要があります。
自己流で無理な運動をさせるのではなく、獣医師やリハビリテーションに詳しい専門家へ相談しましょう。
14.パテラの場合、手術が必要になることも
パテラの場合も、すべてのケースで手術が必要になるわけではありません。
症状がほとんどない場合や状態によっては、体重管理や生活環境の改善、運動管理などを行いながら経過観察をすることがあります。
一方で、
脱臼を繰り返す
強い痛みがある
歩行に大きな影響がある
骨格の変形が進んでいる
などの場合には、手術が検討されることがあります。
手術が必要かどうかは、グレードだけではなく、年齢や症状、骨の状態などを含めて判断されます。
「パテラ=必ず手術」
ではありませんので、診断を受けた場合には、獣医師から現在の状態と今後の選択肢について詳しく説明を受けましょう。
15.こんな変化があったら動物病院へ
関節トラブルは、早めに気づくことが大切です。
以下のような変化があった場合には、一度動物病院へ相談しましょう。
愛犬の場合
歩き方がおかしい
後ろ脚を上げることがある
ケンケンすることがある
散歩を嫌がる
階段を嫌がる
ソファへのジャンプをしなくなった
以前より動かなくなった
立ち上がるのに時間がかかる
脚を触ると嫌がる
愛猫の場合
高い場所に登らなくなった
キャットタワーを使わなくなった
ジャンプしなくなった
トイレの出入りを嫌がる
爪とぎをしなくなった
毛づくろいが減った
動く時間が減った
抱っこを嫌がるようになった
寝ている時間が明らかに増えた
特に「以前できていたことをしなくなった」という変化は重要なサインです。
16.普段から「歩き方」を観察しておきましょう
関節の異常に早く気づくためには、日頃から愛犬・愛猫の歩き方を知っておくことが大切です。
毎日一緒に暮らしている飼い主様だからこそ、
「なんとなくいつもと違う」
という変化に気づけることがあります。
例えば、
「右脚を少しかばっている気がする」
「以前より歩くのが遅い」
「立ち上がるときに時間がかかる」
など、小さな変化でも記録しておくと診察時に役立つことがあります。
気になる歩き方があれば、スマートフォンで動画を撮影しておくのもおすすめです。
17.シニア期は特に「無理をさせない」ことが大切
年齢を重ねた愛犬・愛猫は、筋肉量や体力が少しずつ変化していきます。
若い頃には問題なくできていたジャンプや長時間のお散歩が、身体にとって負担になっていることもあります。
シニア期には、
「昔はこれくらい平気だったから」
ではなく、
「今の身体にとって無理がないか」
という視点で生活を見直してあげましょう。
散歩の距離を短くする、休憩を増やす、段差を減らすなど、その子の状態に合わせた工夫が大切です。
18.ペットシッターを上手に活用するという選択肢
関節に不安がある愛犬・愛猫と暮らしている飼い主様の中には、
「旅行や出張のとき、どうしよう?」
と悩まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に関節のケアが必要な子の場合、長時間のお預かり環境よりも、普段から慣れているご自宅で過ごすほうが安心できるケースもあります。
訪問型のペットシッターであれば、飼い主様のご不在中にご自宅へ伺い、いつもの生活環境の中でお世話をすることができます。
例えば、
お散歩の時間や距離を調整する
階段や段差に注意する
滑りやすい場所に注意する
ジャンプをできるだけ避ける
お薬の投薬をサポートする
食事や排泄の様子を確認する
歩き方や動き方に変化がないか確認する
など、普段の生活に合わせたお世話を行うことができます。
もちろん、具体的にどこまで対応できるかは、ペットシッターによって異なります。
ご依頼前に、愛犬・愛猫の状態や獣医師からの指示、必要なお世話についてしっかり共有しておくことが大切です。
19.「いつも通りの生活」を大切にする
関節に不安がある子のお世話では、何よりも「無理をさせないこと」が大切です。
知らない場所に連れて行ったり、普段と違う運動をさせたりするよりも、できるだけいつも通りの環境で過ごせるようにしてあげることが安心につながる場合があります。
ペットシッターを利用する場合にも、
「どこまで歩いて大丈夫なのか」
「階段は使っていいのか」
「ソファには乗せないほうがいいのか」
「どのような動きをしたら注意してほしいのか」
などを事前に細かく伝えておくと安心です。
20.関節を守るために、今日からできること
最後に、愛犬・愛猫の関節を守るために今日からできることをまとめてみましょう。
CHECK 1
体重が適正か確認する
太りすぎていないか、動物病院などで確認してみましょう。
CHECK 2
床が滑っていないか確認する
愛犬・愛猫が歩く場所にマットなどを敷いて、滑りにくい環境を作りましょう。
CHECK 3
ソファやベッドからの飛び降りを見直す
ステップやスロープなどを活用し、できるだけ身体への衝撃を減らしましょう。
CHECK 4
爪や足裏の毛をチェックする
滑りやすくなっていないか、定期的に確認しましょう。
CHECK 5
無理のない運動をする
年齢や身体の状態に合わせて、適度に身体を動かしましょう。
CHECK 6
歩き方を観察する
「いつもと違う」という小さな変化を見逃さないようにしましょう。
CHECK 7
定期的に健康診断を受ける
症状がなくても、定期的な健康チェックを行うことが大切です。
まとめ|大切なのは「痛くなってから」ではなく「今」からのケア
愛犬・愛猫の関節トラブルは、年齢だけが原因ではありません。
体重、生活環境、運動、遺伝的な要因、ケガなど、さまざまな要素が関係しています。
特に犬では「パテラ」と呼ばれる膝蓋骨脱臼が見られることがあり、若いうちから注意が必要な場合もあります。
また、猫も関節の痛みを抱えることがありますが、猫は不調を隠すことが多いため、「動かなくなった」「高いところに登らなくなった」といった小さな行動の変化が重要なサインになることがあります。
関節を守るために特別なことをしなければいけないわけではありません。
滑りにくい床を作る。
体重を適正に保つ。
無理なジャンプを減らす。
愛犬・愛猫の身体に合った運動をする。
そして、普段から歩き方や行動をよく観察する。
こうした毎日の小さな積み重ねが、愛犬・愛猫の身体を守ることにつながります。
「まだ若いから大丈夫」
「今は元気だから問題ない」
と思っている時期だからこそ、将来のために生活環境を見直してみるのもおすすめです。
そして、少しでも「いつもと違うな」と感じることがあれば、自己判断で様子を見続けるのではなく、動物病院へ相談しましょう!
愛犬・愛猫が年齢を重ねても、自分の脚で歩き、大好きな場所へ行き、飼い主様と楽しい時間を過ごせるように。
毎日の生活の中でできることから、少しずつ関節ケアを始めてみてはいかがでしょうか☘️